20世紀日本人名事典 「梨本守正」の解説
梨本 守正
ナシモト モリマサ
明治〜昭和期の皇族,陸軍元帥
- 生年
- 明治7年3月9日(1874年)
- 没年
- 昭和26(1951)年1月1日
- 出生地
- 東京
- 旧姓(旧名)
- 梨本宮 守正(ナシモトノミヤ モリマサ)
- 別名
- 幼称=多田宮
- 学歴〔年〕
- 陸士〔明治29年〕卒,フランス陸軍大学卒
- 経歴
- 久邇宮朝彦親王の第四皇子で、明治18年梨本宮家2代目を継ぐ。日露戦争の前後2回渡仏、フランス陸軍大学に学び、日露戦争には参謀本部付、第3軍司令部付として参戦。その後連隊長、旅団長、師団長を経て、大正8年軍事参議官、12年大将となり、昭和7年元帥に列せられる。18年伊勢神宮祭主。また大日本武徳会・日仏協会・防空協会等の各総裁を歴任。戦後、皇族ではただ一人の戦犯容疑者として巣鴨拘置所に入所したが、4ケ月後に釈放される。21年に皇籍を離脱した。また、“ひげの宮様”として知られた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報