梶原朝景(読み)かじわら ともかげ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梶原朝景」の解説

梶原朝景 かじわら-ともかげ

?-1213 鎌倉時代の武将
正治(しょうじ)2年(1200)幕府謀反をくわだてた兄の梶原景時にしたがうが,景時が駿河(するが)(静岡県)狐崎合戦で戦死すると,北条氏に降伏建暦(けんりゃく)3年和田義盛の反乱にくわわり,ふたたび幕府,北条氏に抗したが,同年5月3日敗死した。駿河出身。通称は刑部丞。名は友景ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の梶原朝景の言及

【土佐国】より

…その後,希義に通じて一時土佐を逃れていた夜須(やす)行宗(行家)の先導する伊豆有綱軍の土佐入国があって,土佐の武士で源氏に荷担するものもようやく多く,壇ノ浦の戦には夜須行宗のほか安芸時家・実家兄弟などの軍功が伝えられている。平家滅亡後の85年(文治1)梶原朝景が軍勢を率いて土佐に入部,戦後処理に当たっており,これは土佐の守護の先蹤といえる。以後,正式の土佐守護には佐々木経高,豊島朝経,三浦義村など有力御家人が補任されているが,その後70年余りの守護は不明。…

※「梶原朝景」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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