…その後,希義に通じて一時土佐を逃れていた夜須(やす)行宗(行家)の先導する伊豆有綱軍の土佐入国があって,土佐の武士で源氏に荷担するものもようやく多く,壇ノ浦の戦には夜須行宗のほか安芸時家・実家兄弟などの軍功が伝えられている。平家滅亡後の85年(文治1)梶原朝景が軍勢を率いて土佐に入部,戦後処理に当たっており,これは土佐の守護の先蹤といえる。以後,正式の土佐守護には佐々木経高,豊島朝経,三浦義村など有力御家人が補任されているが,その後70年余りの守護は不明。…
※「梶原朝景」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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