ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パンダルフ」の意味・わかりやすい解説
パンダルフ
Pandulph; Pandulf; Pandolopho
[没]1226.9.16. ローマ
イタリアの聖職者。教皇インノケンチウス3世が教皇権拡大の布石として,カンタベリー大司教にスティーブン・ラントンを推薦した際,その使節として 1211,1213年の 2度,ジョン王との交渉のためイングランドに派遣された。1209年ラントンを拒否して破門されていた王が,1213年に教皇に屈服。その後ノリッジの司教になった。1215年ラニーミードの会議に出席,『マグナ・カルタ』の署名に立ち会い,ジョンの死後,幼少の王ヘンリー3世に仕えた。
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