改訂新版 世界大百科事典 「タマラ」の意味・わかりやすい解説 タマラTamara生没年:1165ころ-1213 グルジア王国最盛期の女王。在位1184-1213年。祖父ダビト4世の政策を継ぎ,セルジューク・トルコの残存勢力を破って領土を拡大し,1204年のトレビゾンド帝国建国を助け,アナトリア東部,カフカス北部の支配者をも従えた。バジル会議(サバジロ)を設けて,諸公会議(ダルバジ)の発言力を押さえ,王権の強化に力をつくした。彼女の治世下にグルジア封建制は,最高度に発展したといわれる。執筆者:北川 誠一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タマラ」の意味・わかりやすい解説 タマラTamara [生]1160頃[没]1213グルジアの女帝 (在位 1184~1213) 。皇帝ゲオルギー3世の娘として生れ,ザカフカジエのほとんど全域に勢力を及ぼすなどグルジアの政治,経済,文化のうえに隆盛をもたらした。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by