棄恩(読み)キオン

精選版 日本国語大辞典 「棄恩」の意味・読み・例文・類語

き‐おん【棄恩】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。肉親などの恩愛の情を捨てることの意で、世俗の執着を断ち切り、真理の道にはいること。→棄恩入無為(きおんにゅうむい)
    1. [初出の実例]「たちまちに老母をすてて大法をたづぬ〈略〉この棄恩はかろかるべからず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行持上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む