棋布(読み)キフ

デジタル大辞泉 「棋布」の意味・読み・例文・類語

き‐ふ【棋布/×棊布】

[名](スル)碁石を並べたように点々と散らばっていること。
「畑の中に点々と―した民家は」〈寅彦・写生紀行〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「棋布」の意味・読み・例文・類語

き‐ふ【棋布・棊布】

  1. 〘 名詞 〙 碁石を並べたように点々と散らばっていること。
    1. [初出の実例]「嗚呼五洲万国棊布林立各其力を磨励して」(出典:新聞雑誌‐六号附録・明治四年(1871)七月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「棋布」の読み・字形・画数・意味

【棋布】きふ

碁石のように布置する。〔関尹子三極、絲のごとく(みだ)ると雖も、事は則ち棊布す。

字通「棋」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android