森山西村(読み)もりやまにしむら

日本歴史地名大系 「森山西村」の解説

森山西村
もりやまにしむら

[現在地名]作木村森山西

森山中村の南西に位置し、同村より流出するごうの川支流の谷々に集落が点在する。古くは森山中・森山東と一村森山村と称した。分村の時期は不明であるが、元和五年(一六一九)の備後国知行帳に「森山西ノ村」として高二二〇・七八四石が記される。

村面積の大部分山林で、享保七年(一七二二)写の三次郡覚書(広島大学蔵)によると、畠(屋敷を含む)一八町余(高六〇石一斗余)に対して田はわずかに八町余(高一〇七石余)と半分以下の面積である。「国郡志下調書出帳」には「谷々出水ヲ受井出懸リ無御座ニ付、年ニ寄候得田方植付之節雨ふり不申候ハ仕付不相成所も数々御座候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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