精選版 日本国語大辞典 「折戸」の意味・読み・例文・類語 おり‐どをり‥【折戸】 〘 名詞 〙 二枚の板を蝶番(ちょうつがい)でつなぎ、折りたためるようにした扉。両開きの扉が二枚とも折りたためるようになっているときは両折(もろおれ)両開きという。〔日葡辞書(1603‐04)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「折戸」の解説 折戸おりと 北海道:渡島支庁松前町根部田村折戸[現在地名]松前郡松前町字建石享保十二年所附にみえる地名。シャクシャインの戦に関連して「津軽一統志」に「おりと」とみえるのが早く、赤平(あかひら)と「ねふた」の間に記される。前掲所附では松前城下と村方の境にあたる立石野(たていしの)に続けて、折戸・小尽内(こつくしない)の順にあげられている。寛政元年(一七八九)頃には城下の西、立石野から海岸に下る坂道を下処(おりと)坂と称していた(蝦夷喧辞弁)。「西蝦夷地日記」では「織戸」として「松前化粧川より二十丁程」「是より浜へ下る。 折戸おりと 北海道:渡島支庁福島町礼髭村折戸[現在地名]松前郡福島町字松浦享保十二年所附にみえる地名。近世吉岡(よしおか)峠(茶屋峠・おんない峠)から下る道は礼髭(れいひげ)村の折戸の沢を経て海岸に出た。道程は知内(しりうち)川の上流に出る茶屋(ちやや)峠(福島峠・知内峠)と並び難所とされた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報