棯小野村(読み)うつぎおのむら

日本歴史地名大系 「棯小野村」の解説

棯小野村
うつぎおのむら

[現在地名]宇部市大字棯小野

厚狭あさ郡の東部に位置し、厚東ことう川の支流甲山こうやま川の最上流にある山間小村北東嘉川かがわ(現山口市)南西藤河内ふじかわち、西と北西は小野の各村に接する。萩藩領で舟木宰判に属する。

慶長五年(一六〇〇)検地帳では「宇津木」とあり、同一五年の検地帳では「宇津木村」として総石高六〇四石余、うち田五二町余で五五五石余、畠四町余で一八石余、百姓屋敷が七四で小物成五石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android