椚山用水
くぬぎやまようすい
入膳用水取入口より上流の中ノ口村(現宇奈月町)付近に取入口があった。黒部川の上流部の流路が現在地にほぼ固定した貞享二年(一六八五)以降ここを取水地としたと考えられる。天明六年(一七八六)の川除御普請水下村々覚(柏原家文書)によると、当用水を受けている村は浦山新村・小摺戸村・青島村・椚山村・君島村・田ノ又村・椚山新村・荒又村・春日村・横山村・八幡村・新屋村・小杉新村の一三ヵ村で、その合計草高は三千三七八石余である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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