椴法華港(読み)とどほつけこう

日本歴史地名大系 「椴法華港」の解説

椴法華港
とどほつけこう

元村もとむらにある地方港湾。亀田かめだ半島東端の恵山えさん岬の西、古くから船掛澗であった位置に昭和七年(一九三二)椴法華船入澗の築設が着工。同九年七月二日竣工。東防波堤一一五メートル・被覆面積九〇〇〇平方メートル。津軽海峡の東口、太平洋の恵山魚田の位置にあって船舶航行が多く、さらに海域には暗礁があって海難事故が頻繁に発生した。岩礁の除去と漁港の改良が陳情されたが、進捗はみられなかった。同二六年一月政令第四号により避難港に指定された。さらに同年三月運輸省令第一三号の避難港指定を受け、同年九月函館海上保安部椴法華分室が開設されて救助艇あかし(一〇トン)が配属された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「椴法華港」の解説

椴法華(とどほっけ)港

北海道にある港。恵山の北麓に位置する。1953年3月設立。港湾管理者は、函館市。避難港。

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