椿神社(読み)つばきじんじや

日本歴史地名大系 「椿神社」の解説

椿神社
つばきじんじや

[現在地名]平内町東田沢 横峰

東田沢ひがしたざわ集落の北約一キロから始まる椿山の海岸部に位置する。祭神は塩土翁・猿田彦命で旧村社(新撰陸奥国誌)創立の棟札の写に「元禄十一年奉造立椿宮女人神霊、別当日光院六世山造法印」とあり、寛政七年(一七九五)の「津軽の奥」にこの社にまつわる伝説を記している。文治年間(一一八五―九〇)この土地の女が上方の船乗と夫婦約束をしたが、約束の年になっても来ないので、海に身を投げたのを、横峰よこみねに葬り小祠を祀った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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