精選版 日本国語大辞典 「楓科」の意味・読み・例文・類語 かえで‐かかへでクヮ【楓科・槭樹科】 〘 名詞 〙 双子葉植物の一科名。二属約二〇〇種あり、北半球の温帯から熱帯山岳地帯に分布する。高木又は低木。葉は対生で有柄。托葉はない。花は両性又は単性で、雌雄異株のものがあり、放射相称、総状花序または散房花序をなす。萼(がく)片と花弁は同数で四ないし五対生。まれに無いこともある。雄ずいは四ないし一〇、時に八。雄花には時々、退花子房がある。子房は二室。上位。果実は翼果で各室に二個の種子がある。北米にあるサトウカエデの樹液からはメープルシュガーをとる。日本では庭木や盆栽とされる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例