楞厳会(読み)りょうごんえ

精選版 日本国語大辞典 「楞厳会」の意味・読み・例文・類語

りょうごん‐え‥ヱ【楞厳会】

  1. 〘 名詞 〙 仏語禅林で、四月一三日より七月一三日までの間、楞厳呪(りょうごんじゅ)をとなえて夏安居(げあんご)の無事を祈る法会
    1. [初出の実例]「楞厳会御聴聞」(出典:蔭凉軒日録‐長祿三年(1459)四月一四日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「楞厳会」の意味・わかりやすい解説

楞厳会
りょうごんえ

禅宗寺院において安居 (あんご) の期間中の無事を祈るため,毎日仏殿に集って楞厳呪を称える法会。安居の開始に先立ち4月 13日に始り,安居終了の前7月 13日に終る。古くは夜の参禅終了後行われたが,現在は早朝,朝食後あるいは午後など寺院によって異なる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む