楡木宿(読み)にれぎしゆく

日本歴史地名大系 「楡木宿」の解説

楡木宿
にれぎしゆく

[現在地名]鹿沼市楡木町

壬生みぶ通の宿場壬生宿奈佐原なさはら宿との間に位置する。当宿で例幣使街道合流。壬生宿へ二里半八町、鹿沼宿へ一里半四町(宿村大概帳)。宿割は寛永年間(一六二四―四四)に行われたと考えられ、寛永一四年の楡木宿割帳(鹿沼市史)では、一軒の間口は七間半と定められ、六〇軒の割当が行われている。宿内町並は壬生通が南北六町二間、例幣使街道が二町三〇間であった。天保一四年(一八四三)の宿内人別男二五三・女二五八、宿内惣家数一二八、うち本陣(建坪六六坪ほど)一・脇本陣二・旅籠屋一五、地子免許一千八〇〇坪、人馬継問屋場は二ヵ所あり、宿建人馬一三人・一三疋、うち三人・三疋が囲人馬であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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