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例幣使街道 れいへいしかいどう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

例幣使街道
れいへいしかいどう

江戸時代、日光東照宮に遣わされた例幣使が通行した街道。日光例幣使街道ともいう。朝廷は1647年(正保4)より毎年日光東照宮に例幣使派遣を開始し、1867年(慶応3)まで続いた。その行程は、京都から中山道(なかせんどう)を通って倉賀野(くらがの)宿に達し、これより例幣使街道玉村(たまむら)、五料(ごりょう)、柴(しば)、木崎(きざき)、太田(おおた)、八木(やぎ)、簗田(やなだ)、天明(てんみょう)、犬伏(いぬぶし)、富田(とみた)、栃木(とちぎ)、合戦場(かっせんば)、金崎(かなさき)の13宿を経て壬生通楡木(みぶどおりにれき)宿から日光に達した。帰路は、宇都宮から千住(せんじゅ)を経て江戸に入り、東海道を通って京都に戻った。例幣使街道は1764年(明和1)に道中奉行(ぶぎょう)支配に加えられている。例幣使一行は、入魂(じっこん)の名目で酒手(さかて)を強要したり、自ら駕籠(かご)から落ちて難題を仕掛けたりしたという。このため多くのエピソードが残っている。[山本光正]
『大島延次郎著『日本交通史論叢』(1957・吉川弘文館) ▽相葉伸編『例幣使街道』(1968・みやま文庫) ▽五十嵐富夫著『日光例幣使街道』(1977・柏書房)』

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