極官(読み)キョッカン

デジタル大辞泉 「極官」の意味・読み・例文・類語

きょっ‐かん〔キヨククワン〕【極官】

最高の官位。ごっかん。
官職世襲の時代に、その家として就くことのできた最高の官位。ごっかん。

ごっ‐かん〔ゴククワン〕【極官】

最高の官位。きょっかん。
その家柄でなりうる最高の官位。

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精選版 日本国語大辞典 「極官」の意味・読み・例文・類語

ごっ‐かんゴククヮン【極官】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 最高の官位。一番上の高官。きょっかん。
    1. [初出の実例]「あるひは極位極官をきはめて梵筵(ぼんゑむ)につらなり」(出典撰集抄(1250頃)一)
  3. 官職世襲の時代、家格によって定められていた最高の官位。
    1. [初出の実例]「権中納言〈水戸御三卿〉御極官、参議〈尾州紀州〉御家督〈無程中納言〉同大納言の御嫡〈何れも三位なり〉」(出典:官位略記(古事類苑・官位七八))

きょっ‐かんキョククヮン【極官】

  1. 〘 名詞 〙ごっかん(極官)

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