楷船(読み)かいせん

精選版 日本国語大辞典 「楷船」の意味・読み・例文・類語

かい‐せん【楷船・海前】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代琉球から薩摩藩貢納のため運航した琉球の官船。琉球から清国へ進貢船として二、三度用いた船の武装を解いたもので、典型的な唐船造り(ジャンク)である。春に仕立てる春先楷船と夏に仕立てる夏立楷船とがある。
    1. [初出の実例]「此船は楷船とて琉球の用役上乗りし、産物を積〈略〉薩摩への払方等にす」(出典:大島筆記(1762))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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