デジタル大辞泉 「進貢船」の意味・読み・例文・類語 しんこう‐せん【進貢船】 1 琉球から進貢のために中国に渡った船。接貢船。2 室町時代、足利将軍が明みんの皇帝に進貢するという名目で、対明貿易を行った船。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「進貢船」の意味・読み・例文・類語 しんこう‐せん【進貢船】 〘 名詞 〙① 琉球から進貢使が乗ってみつぎものなどをのせて中国にわたった船。[初出の実例]「進貢船に三度程用たれば、矢倉を除き、狭間を塞き」(出典:大島筆記(1762))② 室町時代、将軍家が明皇帝から冊封(さくほう)をうけて進貢する形式で明国と貿易したわが国の貿易船。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
山川 日本史小辞典 改訂新版 「進貢船」の解説 進貢船しんこうせん 中国に冊封(さくほう)された諸国王が,中国に派遣した船。君臣の礼を示す朝貢貿易を目的とする。琉球が明に派遣した進貢船は毎年1貢を原則としたが,1474年以後は2年1貢に制限。琉球は馬・螺殻(らかく)・刀・扇・象牙・蘇木(そぼく)などを輸出した。 出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報