楽工(読み)がっこう

精選版 日本国語大辞典 「楽工」の意味・読み・例文・類語

がっ‐こうガク‥【楽工】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 音楽を演奏することを職業とする人。楽人。楽士。がっく。
    1. [初出の実例]「調二鳳音一而奏二鸞吟一。楽工飄二八佾之袖一」(出典:江都督納言願文集(平安後)一・堀河院奉為母后震筆御経)
    2. [その他の文献]〔晉書‐楽志〕
  3. ② 楽器を製作する職人。がっく。

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普及版 字通 「楽工」の読み・字形・画数・意味

【楽工】がくこう

楽人。

字通「楽」の項目を見る。

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世界大百科事典(旧版)内の楽工の言及

【楽師】より

…だが楽師はその才能にもかかわらず,女楽(歌伎)と同様に贈与物とされた(《左氏伝》襄公)のは,自分自身を賤工と卑下する意識(《楽記》師乙)と表裏をなして芸術家の自負をもちえず,すでに司馬遷によって楽師は技術屋と蔑視される(《史記》楽書)社会通念をもたらした。それは漢朝(前3世紀)が太常寺を設置して音楽を管理した際,829人の楽人中に多数の官奴を含んでいたことや,北魏(4世紀)より楽工制度が開かれ,盗賊や殺人のかどで死罪となった者の妻子,戦乱による捕虜,およびその家族を奴隷として楽戸としたのは,楽人に対する身分的偏見を定着させた。隋が南北統一をして楽戸を長安に集めた時(6世紀末)はおびただしい数にのぼり,唐に入ってからも太常寺楽工は1万余,玄宗期(8世紀)には3万といわれる者が,順番に奏楽に当たった。…

※「楽工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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