槁木死灰(読み)コウボクシカイ

デジタル大辞泉 「槁木死灰」の意味・読み・例文・類語

こうぼく‐しかい〔カウボクシクワイ〕【×槁木死灰】

《「荘子斉物論から》肉体は枯れた木のようであり、心は冷たい灰のようであること。心身生気活力意欲などのないことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「槁木死灰」の意味・読み・例文・類語

こうぼく‐しかいカウボクシクヮイ【槁木死灰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「荘子‐斉物論」の「形固可使槁木、而心固可使死灰乎」による語 ) 体は枯木のようであり、心は冷えた灰のようであること。心身に活気、生気のないことのたとえとして用いる。
    1. [初出の実例]「泥塑人とも云べし。槁木死灰と云とも害あらじ」(出典:集義和書(1676頃)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「槁木死灰」の解説

槁木死灰

体は枯れ木のようであり、心は冷えた灰のようであること。心身に活気、生気のないことのたとえとして用いる。

[使用例] 冷然として槁木死灰のごとくなるのを見ると[二葉亭四迷其面影|1906]

[解説] 「槁木」は枯れ木。「死灰」はさめた灰のこと。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android