普及版 字通 「槎」の読み・字形・画数・意味
槎
14画
[字訓] きる・いかだ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は差(さ)。差に参差(しんし)としてそろわない意がある。〔説文〕六上に「(なな)めに斫(き)るなり」とあり、枝を斜めに切りはらうことをいう。〔国語、魯語上〕に「山には(げつ)(ひこばえ)を槎(き)らず」とあり、斜めに切り落とす意。参差たる木を組んで、いかだとする。参差たる竹管を以て、楽器とするのと同じ。いかだはまた査という。
[訓義]
1. きる、枝をきる、枝を斜めにきる。
2. いかだ。字はまた査に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕槎・査 ウキギ 〔字鏡集〕槎・査 ウキギ・シバイカダ・アヂキナシ
[熟語]
槎▶・槎▶・槎▶・槎▶・槎梗▶・槎▶・槎子▶・槎桎▶・槎▶・槎程▶・槎杯▶・槎浮▶
[下接語]
乗槎・浮槎
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報