様式雷(読み)ようしきらい(その他表記)Yàng shì Léi

改訂新版 世界大百科事典 「様式雷」の意味・わかりやすい解説

様式雷 (ようしきらい)
Yàng shì Léi

中国の清朝宮殿苑囿えんゆう)の造営を担当した宮廷建築設計部局〈様房〉で,祖孫7代,200年あまりにわたって雷家が主持したところから,様式雷または様房雷と呼ばれる。始祖は明代初期,江西の工匠と伝えられ,清の康煕年間(1662-1722)に雷発達が北京紫禁城宮殿建築の責任者となって以来,歴代雷家が円明園,頤和園(いわえん),玉泉山,三海,承徳避暑山荘などの設計を担った。当時設計に用いられた図様(図面),燙様(とうよう)(模型)の一部が現存する。
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