20世紀日本人名事典 「樋口喜輔」の解説
樋口 喜輔
ヒグチ キスケ
明治〜昭和期の政治家,実業家 衆院議員;青森商業会議所会頭。
- 生年
- 安政3年7月(1856年)
- 没年
- 昭和8(1933)年11月10日
- 出生地
- 陸奥国南郡浪岡村(青森県浪岡町)
- 旧姓(旧名)
- 山内
- 学歴〔年〕
- 明治法律学校卒
- 経歴
- 商店での見習い奉公ののち、明治8年青森県寺町(青森市)に何でも屋を開業。卸問屋を通さない直仕入で利益をあげ、経営の基礎を固めた。のち銀行業や電気事業にも参入し、青森銀行取締役・第五十九銀行取締役・青森電灯取締役などを歴任。25年青森県会議員に当選。青森市の市政発布後は市議や市議会議長・青森商業会議所会頭などを務め、同市における政財界の中心と目されるに至った。さらに45年には衆院議員となり、政友会に所属。大正10年青森貯蓄銀行を設立し、その初代頭取として経営に尽力した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報