樋口 対山
ヒグチ タイザン
- 職業
- 尺八奏者(明暗流)
- 本名
- 樋口 孝道
- 旧名・旧姓
- 鈴木 治助
- 別名
- 明暗法系名=対山孝道
- 生年月日
- 安政3年 3月15日
- 出生地
- 尾張国名古屋(愛知県)
- 経歴
- 材木商に生まれたが、幼少から音楽を好み、横笛に秀でていた。兼友西園に尺八を師事し、西園流の本曲11曲と多数の外曲を習得し一家を成した。明治18年京都に移り、知恩院の管長山下大僧正の庇護を受け、尺八演奏に没頭。23年には明暗教会の尺八指南役となり、奏風確立と遺曲収集(32曲)に専念し、のちに明暗流対山流(対山流)と呼ばれる勢力を築いた。没後、明暗中興の祖として法系34世(のち35世)を追配される。
- 没年月日
- 大正3年 11月22日 (1914年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報
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樋口対山 ひぐち-たいざん
1856-1914 明治-大正時代の尺八奏者。
安政3年3月15日生まれ。西園流の兼友(かねとも)西園に師事。明治18年京都にいき,さらに明暗(みょうあん)寺系の曲をまなぶ。明暗教会の尺八指南役をつとめるかたわら,尺八本曲を収集,整理した。明暗尺八中興の祖といわれ,その芸系を明暗対山流とよぶ。大正3年11月22日死去。59歳。尾張(おわり)(愛知県)出身。旧姓は鈴木。本名は治助,のち孝道。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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