横井千秋(読み)よこいちあき

改訂新版 世界大百科事典 「横井千秋」の意味・わかりやすい解説

横井千秋 (よこいちあき)
生没年:1738-1801(元文3-享和1)

江戸中・後期の国学者。名古屋に生まれる。通称十郎左衛門。木綿園とも称す。本居宣長の門人尾張藩重臣として要職を勤めるかたわら国学に励み,宣長の大著《古事記伝》の出版援助,宣長学の普及に協力した。1789年(寛政1)宣長最初の名古屋行は千秋らの要請による。宣長を尾張藩に召し抱えることも企図した。編著は《天真中詞》《玉鉾百首解》《八尺勾瓊考》《詩歌論》《白真弓》など。
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「横井千秋」の解説

横井千秋 よこい-ちあき

1738-1801 江戸時代中期-後期の国学者。
元文3年3月1日生まれ。尾張(おわり)名古屋藩士。用人などをつとめるかたわら本居宣長(もとおり-のりなが)にまなび,巨資を投じて宣長の「古事記伝」などの出版を援助した。享和元年7月24日死去。64歳。名は宏時。通称は金吾,吉平,十郎左衛門。別号に木綿苑(ゆうぞの)。著作に「詩歌論」「天真中詞(あめのまなかのことば)」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「横井千秋」の解説

横井千秋 (よこいちあき)

生年月日:1738年3月1日
江戸時代中期;後期の国学者
1801年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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