樫井川古戦場(読み)かしいがわこせんじよう

日本歴史地名大系 「樫井川古戦場」の解説

樫井川古戦場
かしいがわこせんじよう

現在の樫井地区の樫井河原およびその近辺で行われた、慶長二〇年(一六一五)四月の大坂夏の陣の一合戦場。大坂冬の陣ののち大坂城の外濠を埋められた大坂方は城外にうってでる戦術をとり、四月二八日大野主馬助治房を将とする二万余(一説では四万ともいう)は大坂城を出て住吉・堺に放火しつつ、徳川方小出吉英の守る岸和田きしわだ(現岸和田市)を兵の一部を割いて囲ませ、本隊貝塚(現貝塚市)辺りまで進んだ。一方、徳川方にくみする紀州和歌山城主浅野長晟は五千余を率いて同じく二八日に和歌山城を出発し、その日に先陣佐野市場さのいちば辺りに着いていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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