足並(読み)あしなみ

精選版 日本国語大辞典「足並」の解説

あし‐なみ【足並】

〘名〙
① 人や馬などが、多数で行進する時の足の揃い具合。歩調
※夫木(1310頃)二七「かたがたにいどめる駒のあしなみをさつきならではいつかくらべん〈大中臣輔親〉」
※西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六「しどろの足並(アシナミ)踏しめて、一っ歩も後に退ぞかず」
② 多数の人々の、考え方、行動の揃い具合。その一致の仕方。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三「学生一同が〈略〉歩調(アシナミ)を揃へて未熟な嚮導者の後に従ったことを謝し」
③ (「に」をともなって、副詞的に用いる) 一足ごとに。一歩進むごと。
※謡曲・八島(1430頃)「源平互に矢先(やさき)を揃へ、船を組み駒を並べて、うち入れうち入れ、足並みに、銜(くつばみ)を浸(ひた)して攻め戦ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「足並」の解説

あし‐なみ【足並(み)】

複数の人や馬の足の運びのそろいぐあい。歩調。「足並みをそろえて歩く」
考え方や行動のそろいぐあい。「野党の足並みがそろう」
(「に」を伴って副詞的に)一歩進むごとに。
「―に(くつばみ)をひたして」〈謡・八島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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