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樹霜 ジュソウ

大辞林 第三版の解説

じゅそう【樹霜】

霧氷の一種。夜間、放射冷却した樹木などの表面に、空気中の水蒸気が昇華し、氷の結晶となって付着したもの。枝状・扇状・コップ状などいろいろな形がある。風上の方向に発達するのが特徴。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

樹霜
じゅそう

樹木の枝などに付着した白い氷。大気中の水蒸気が枝の上に昇華してできる。氷の結晶は針状、板状、コップ状などである。普通のとまったく同じ仕組みでできるが、霜が地面付近の地物にできるのに対し、やや高い木の枝にできる。冬の晴れた日の早朝にできるが、このようなときには薄い霧が発生しやすく、この霧の水粒が樹枝に氷結したものは樹氷である。しかし樹氷と樹霜とは同時にできることもあり、両者の区別はむずかしい。夜間から早朝にかけて霧がないなら明らかに樹霜である。[大田正次]

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世界大百科事典内の樹霜の言及

【霜】より

…一方,地表気温が0℃以下でも水蒸気が飽和状態でなければ霜は降りない。霜には地面に降りるもののほか,樹木にできる樹霜(じゆそう)がよく知られている。窓ガラスにできるものは窓霜(まどしも)といっているが,最近は建物の構造がよくなったり,暖房設備がゆきとどいてきたのであまり見られなくなった。…

【樹氷】より

…主として地表付近の気温が0℃以下になったとき,樹木や地物の表面に大気中の水蒸気が直接昇華したり,また過冷却雲粒が付着し凍結してできた氷を総称して霧氷というが,氷のでき方によって,樹霜,樹氷,粗氷の3種に分けられる。樹氷は過冷却雲粒が冷たい樹木や地物につぎつぎに衝突し,瞬間的に凍り,たくさんの氷の粒からなる白色不透明の氷で,あられのでき方と同じと考えてよい。…

【霧氷】より

…主として地表付近の気温が0℃以下になったとき,樹木や地物の表面に大気中の水蒸気が直接昇華したり,または過冷却雲粒が付着し凍結してできた氷。でき方によって,樹霜,樹氷,粗氷に分けられる。(1)樹霜air hoar おもに水蒸気の昇華によって樹木などにできる針状,板状,樹枝状をした氷の結晶。…

※「樹霜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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