樺太玉(読み)カラフトダマ

デジタル大辞泉 「樺太玉」の意味・読み・例文・類語

からふと‐だま【×樺太玉】

中国北東部から樺太を経て日本に渡来した青色練り物の玉。タバコ入れ緒締めなどに使う。むしのす。

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精選版 日本国語大辞典 「樺太玉」の意味・読み・例文・類語

からふと‐だま【樺太玉】

  1. 〘 名詞 〙 樺太産の練物の玉。濃い水色で、すじ、または虫食いのような模様があり、刀の緒締めなどに用いる。むしのすだま。むしのす。からふと。
    1. [初出の実例]「五穀を耕作し、青色の石を愛す、所謂樺太(カラフト)玉なり」(出典米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)

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