日本歴史地名大系 「樺崎砲台跡」の解説 樺崎砲台跡かばさきほうだいあと 愛媛県:宇和島市須賀浦樺崎砲台跡[現在地名]宇和島市住吉町二丁目須賀(すが)川下流左岸の住吉(すみよし)山の麓の南海岸にある宇和島藩の築造した砲台跡。現在は海岸の高い石垣と砲台の碑のみが残っている。嘉永三年(一八五〇)高野長英の設計になる久良(ひさよし)砲台(現南宇和郡城辺町)を完成させた宇和島藩は、宇和島湾岸にも築造を計画した。安政二年(一八五五)三月、西海浦(現城辺町)の二宮長兵衛在明の出資により、藩士宇都宮九太夫綱敏・松田源五左衛門常愛を奉行として築造を開始し、同年一二月に完成させた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by