樽人形(読み)タルニンギョウ

デジタル大辞泉 「樽人形」の意味・読み・例文・類語

たる‐にんぎょう〔‐ニンギヤウ〕【×樽人形】

柳樽着物を着せて編み笠などをかぶせ、人形に見立てて宴席花見の場などで手で持って踊らせたもの。特に元禄(1688~1704)ころ流行

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精選版 日本国語大辞典 「樽人形」の意味・読み・例文・類語

たる‐にんぎょう‥ニンギャウ【樽人形】

  1. 〘 名詞 〙 酒宴の席などの余興に、柄樽(えだる)羽織などを着せ編笠をかぶらせて人形に擬し、人がこれを差し上げて踊らせたもの。後には専用の樽も作られるようになった。江戸初期、寛文・延宝(一六六一‐八一)頃に流行した。〔随筆・嬉遊笑覧(1830)〕
    1. 樽人形〈世事百談〉
      樽人形〈世事百談〉

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