樽前山神社(読み)たるまえさんじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「樽前山神社」の意味・わかりやすい解説

樽前山神社
たるまえさんじんじゃ

北海道苫小牧(とまこまい)市矢代町に鎮座祭神大山津見神(おおやまつみのかみ)、久久能智神(くくのちのかみ)、鹿屋野比売神(かやぬひめのかみ)で、明治の初め、樽前山周辺の原野を開拓するにあたり、山の神、木の神、草原の神を祀(まつ)って鎮守としたのが創祀(そうし)であるという。例祭は7月15日。旧社格は県社。1875年(明治8)に樽前村より現在地に遷座し、勇払(ゆうふつ)、白老(しらおい)、千歳(ちとせ)の旧三郡の総鎮守として崇敬されている。樽前山頂には奥宮があり、6月12日山開き祭、10月12日山納(やまおさ)め祭がある。

[佐野和史]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「樽前山神社」の解説

樽前山神社

北海道苫小牧市にある神社。樽前山(たるまえさん)を神体とし、山頂に奥宮がある。祭神は大山津見神(おおやまつみのかみ)、久々能智神(くくのちのかみ)、鹿屋野比売神(かやのひめのかみ)。「錦岡樽前山神社」とも。

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