橄欖科(読み)かんらんか

精選版 日本国語大辞典 「橄欖科」の意味・読み・例文・類語

かんらん‐か‥クヮ【橄欖科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。一六属約五〇〇種あり、熱帯に生育する低木または高木で葉は互生し有柄、時に托葉がある。花は小さく、通常単性、萼(がく)花弁は三ないし五で時に合着する。雄ずいは三ないし五または六ないし一〇。子房上位で三ないし五室、各室に二個の卵子がある。種子には胚乳がない。この仲間の多くは樹脂をとるために栽培される。日本には自生種はない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android