橋本徳寿(読み)ハシモト トクジュ

20世紀日本人名事典 「橋本徳寿」の解説

橋本 徳寿
ハシモト トクジュ

大正・昭和期の歌人,造船技師 「青垣主宰



生年
明治27(1894)年9月15日

没年
平成1(1989)年1月15日

出生地
神奈川県横浜市外南太田

出身地
千葉県習志野市

学歴〔年〕
工学院造船科〔大正2年〕卒

主な受賞名〔年〕
大日本歌人協会賞〔昭和14年〕「台湾行・樺太行」,日本歌人クラブ推薦歌集(第2回)〔昭和31年〕「ララン草房」,若山牧水短歌文学大賞(第2回)〔昭和50年〕

経歴
幼時より千葉県習志野で育つ。水産講習所助手となり、のち(社)大日本水産会技師として木造船の技術指導に生涯をかけた。通産省中小企業近代化審議会中小造船業分科会長。短歌は、大正14年古泉千樫門人となり、昭和2年千樫没後、その追悼号をもって「青垣」を創刊、編集に当たる。現代歌人協会創立時より理事、41、42年宮内庁御歌会始選者を務めた。歌集に「船大工」から「黒」まで11冊、他の著書に戦記もの「素馨の花」、「古泉千樫とその歌」「わが歌論」、「土屋文明私稿」「アララギ交遊編年考」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「橋本徳寿」の解説

橋本徳寿 はしもと-とくじゅ

1894-1989 大正-昭和時代の歌人。
明治27年9月10日生まれ。木造船技師をつとめる。大正7年土岐善麿(とき-ぜんまろ)の選で第1歌集「船大工」を刊行。のち古泉千樫(こいずみ-ちかし)に師事,昭和2年歌誌「青垣」の創刊に参加した。平成元年1月15日死去。94歳。神奈川県出身。工学院卒。歌集に「ララン草房」「日本列島」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「橋本徳寿」の解説

橋本 徳寿 (はしもと とくじゅ)

生年月日:1894年9月15日
大正時代;昭和時代の歌人;造船技師。通産省中小企業近代化審議会中小造船業分科会長;現代歌人協会理事
1989年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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