20世紀日本人名事典 「橋本朝秀」の解説
橋本 朝秀
ハシモト チョウシュウ
大正・昭和期の彫刻家
- 生年
- 明治32(1899)年8月26日
- 没年
- 昭和35(1960)年1月31日
- 出生地
- 福島県安達郡二本松町
- 本名
- 橋本 秀次
- 主な受賞名〔年〕
- 日本芸術院賞(昭29年度)「華厳」
- 経歴
- 大正8年上京し、山崎朝雲に師事。木彫を学ぶ一方、本郷絵画研究所でデッサンを学ぶ。14年帝展に初入選、昭和5年「法悦」で帝展特選となり、翌6年無鑑査出品した「悉地」も特選を受賞。以後無鑑査となり、18年新文展で審査員を務めた。23年日展に「飛天」(政府買上げ)を出品、29年日展出品作「華厳」で翌30年日本芸術院賞を受賞。25年日展参事、33年評議員となった他、東邦彫塑院、日本彫塑家倶楽部、日本美術協会などにも参加。この間、4年インド、10年中国雲崗石窟などの仏蹟をめぐり仏像を研究している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報