機杼(読み)キジョ

デジタル大辞泉 「機杼」の意味・読み・例文・類語

き‐じょ〔‐ヂヨ〕【機×杼】

はたを織る用具

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精選版 日本国語大辞典 「機杼」の意味・読み・例文・類語

き‐ちょ【機杼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きぢょ」とも )
  2. (はた)を織る機具。杼(ひ)
    1. [初出の実例]「手労機杼営求断、心任裁縫委曲存」(出典菅家文草(900頃)二・依言字、重裴大使)
    2. [その他の文献]〔古詩十九首‐其一〇〕
  3. 詩文などに新体を案出すること。工夫
    1. [初出の実例]「只欲新変代一レ雄、故別出此機杼以取勝耳」(出典:五山堂詩話(1807‐16)二)
    2. [その他の文献]〔魏書‐祖瑩伝〕

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