櫃島(読み)ひつしま

日本歴史地名大系 「櫃島」の解説

櫃島
ひつしま

[現在地名]萩市櫃島

大島の北西海上約一・五キロにあり、古くは志都島と記された。面積〇・七平方キロ。東西八町、南北五町、島回り二八町二〇間(地下上申)。周囲は高い断崖集落は島のほぼ中央に集中する。浜崎宰判所属。

永正五年(一五〇八)頃と推定される大井おおい八幡宮の御済納米銭役人文書に「志都島」として「御幣紙二帖 長莚二枚 相(撲)二人 粟三升 御菜三数」と記され、室町時代末期には阿武あぶ郡二〇郷と並んで農産物や農製品および人役を神社に献納していたことがうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「櫃島」の解説

櫃島

山口県萩市、萩港の北約10キロメートルに位置する萩諸島の島。「ひつしま」と読む。かつては葉タバコ生産が盛んだったが過疎化が進む。櫃島八幡宮のリュウキュウエノキは樹齢約400年と推定され、萩市の天然記念物に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む