精選版 日本国語大辞典 「櫓を上げる」の意味・読み・例文・類語 やぐら【櫓】 を 上(あ)げる ① やぐらを造る。[初出の実例]「廻(めぐ)りに八重のやげん堀、石をたたんで櫓(ヤグラ)をあげ」(出典:浮世草子・元祿大平記(1702)二)② 芝居や操り人形の座を作って興行を始める。[初出の実例]「江戸浄るりの初は、結城孫三郎といふ説教ぶしを、ふき屋町にやぐらをあげて、興行せしがはじめ也」(出典:随筆・譚海(1795)一二)③ 怒ってあばれる。乱暴する。[初出の実例]「ヤグラをあげた(怒ってあばれた)はいいが」(出典:いやな感じ(1960‐63)〈高見順〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例