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結城孫三郎 ゆうきまごさぶろう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

結城孫三郎
ゆうきまごさぶろう

人形芝居座元,および人形遣い。1世は近世初期 (一説に元禄頃ともいう) 以来,江戸の説経人形座座元,説経太夫。近世後期には,結城座義太夫節人形浄瑠璃座に転向,孫三郎の名跡は代々結城座座元名として受継がれ,明治初期の8世にいたった。

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デジタル大辞泉の解説

ゆうき‐まごさぶろう〔ゆふきまごザブラウ〕【結城孫三郎】

糸操りの人形遣い。
(初世)江戸前期の人形芝居の座元。江戸葺屋(ふきや)町に結城座を開いたとされる。生没年未詳。
(9世)[1869~1947]東京の生まれ。糸操り人形芝居の手操りを改革、芸域を広げて結城座の地位を確立した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゆうきまごさぶろう【結城孫三郎】

江戸の人形芝居の太夫・座元名。現在まで11代を数えるが,その伝系については不明な点が多い。初世は17世紀後半から18世紀前半にかけて江戸の説経節の太夫として活躍,17世紀後半に江戸の葺屋町で説経節芝居小屋結城座を創設した。《越前国永平寺開山記》《法蔵比丘》などの正本を残している。2世以降の伝記はほとんど不明であるが,太夫としてよりも,座元ないしは名代名として存続しており,3世は1775年(安永4)に没している。

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大辞林 第三版の解説

ゆうきまごさぶろう【結城孫三郎】

手操りの人形遣い。
(初世)江戸中期の説経節太夫。江戸葺屋町に人形芝居結城座を開いたといわれる。生没年未詳。
(九世)(1869~1947) 従来の手操りを改革し、芸域を広げた。名跡は子から孫へと伝えられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

結城孫三郎
ゆうきまごさぶろう

糸操りの人形遣いの名跡(みょうせき)。初世は説経節の太夫(たゆう)で、1635年(寛永12)江戸葺屋(ふきや)町に説経節の人形芝居結城座の櫓(やぐら)をあげたといわれる。その後、代々結城座の座元として幕末まで操芝居(あやつりしばい)を興行していたようだが、2~8世の伝記は未詳。明治から大正・昭和初期にかけて活躍した9世孫三郎(1870―1947)は写し絵師両川亭船遊(りょうかわていせんゆう)の子で、従来の糸操りを大改革し、義太夫(ぎだゆう)物のほかに歌舞伎(かぶき)仕立ての各種浄瑠璃(じょうるり)や長唄(ながうた)物から新派劇にも手を広げ、優れた技術によって名人といわれた。10世(1907―97)は9世の長男。前名一糸(いっし)から、父の没した直後の1947年(昭和22)に孫三郎を襲名。一座を率いて、実験放送時代からテレビに進出し、俳優との共演も含め多くの新作人形劇を手がけ、また各地の学校を巡演して糸操りの啓蒙(けいもう)に貢献した。72年に長男の2世一糸に孫三郎の名跡を譲り、雪斎(せっさい)と改名した。11世(1934― )は父の業績を受け継ぎ、さらに前衛劇的な作品を含めた野心的な公演や海外公演などで、旺盛(おうせい)な活動を続けたが、事情あって名跡を返上。現12世(1943― )は10世の次男。前名の両川船遊から93年(平成5)に孫三郎を襲名した。[松井俊諭]

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世界大百科事典内の結城孫三郎の言及

【人形劇】より

…日本の糸操りは結城(ゆうき)人形座や竹田人形座が発展させてきた。現在の結城孫三郎(まござぶろう)は11代目で,初代は寛永年間(1624‐44)に江戸で結城座の座元であった。10代目の孫三郎は芥川竜之介の《杜子春》を脚色上演して注目されたことがある。…

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