次高音(読み)じこうおん

精選版 日本国語大辞典 「次高音」の意味・読み・例文・類語

じ‐こうおん‥カウオン【次高音】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 西洋音楽で女声ソプラノに次ぐ高さの声域をいう。メゾソプラノ、またはアルト。また、管楽、弦楽重奏高音部に次ぐ高さの声部。
    1. [初出の実例]「次高音(ジカウオン)部即第二高音は同第一加線下の変『ロ』より第五線上の嬰『ヘ』に至り」(出典:洋楽手引(1910)〈前田久八〉唱歌)
  3. 和音の第二位の音。
  4. 高音に次ぐ高さの声。
    1. [初出の実例]「併し声は少し荒(さび)を帯びた次高音になってゐるのである」(出典:木精(1910)〈森鴎外〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android