欣祐寺(読み)きんゆうじ

日本歴史地名大系 「欣祐寺」の解説

欣祐寺
きんゆうじ

[現在地名]曾爾村大字長野小字寺之上

長野ながの西部にある。仏昌山と号し、融通念仏宗本尊阿弥陀如来。天文二三年(一五五四)井上喜曾(井上越後守尚度の第二子)が中興開基という。もと仏昌ぶつしよう寺と称し、真言宗に属したが、永禄年中(一五五八―七〇)に現奈良県榛原町萩原はぎはら宗祐そうゆう寺末となり、欣祐寺の寺名を受けたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android