正刑・閏刑(読み)せいけいじゅんけい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「正刑・閏刑」の意味・わかりやすい解説

正刑・閏刑
せいけいじゅんけい

律令(りつりょう)制の下で、基本的な刑罰。すなわち笞(ち)、杖(じょう)、徒(ず)、流(る)、死の五罪(五刑)が正刑であるが、これに対して、官吏については、官位勲位の二官を奪う免官のような、僧尼については、経典を書写し、堂宇を洒掃(さいそう)させるなど寺内の労役に服させる苦使(僧尼令に規定される)のような特別の刑罰があった。正刑に対してこれらを閏刑とよぶが、広義では閏刑の語は正刑以外の刑罰または刑罰的なものを意味した。

[石井良助]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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