正栄尼(読み)しょうえいに

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「正栄尼」の解説

正栄尼 しょうえいに

?-1615 織豊-江戸時代前期の女性。
豊臣家につかえ,淀殿近侍。慶長19年の大坂冬の陣ののち大蔵卿局(つぼね)とともに駿河(するが)(静岡県)駿府(すんぷ)にいき,徳川との和解交渉の使者をつとめる。大坂夏の陣で,慶長20年5月8日子の渡辺内蔵助(くらのすけ)とともに大坂城内で自刃(じじん)した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「正栄尼」の解説

正栄尼

没年:元和1(1615)
生年:生年不詳
安土桃山・江戸初期の豊臣秀頼の槍の指南,渡辺糺の母。淀殿に近侍。方広寺鐘銘事件の釈明や大坂冬の陣の和議ののち,豊臣家国替の宥免のため大蔵卿局と駿府に同道し交渉に当たる。大坂夏の陣に,重傷の子糺を介錯して自害した。

(西村圭子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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