日本歴史地名大系 「正津川村」の解説
正津川村
しようづがわむら
天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付に村名がみえ、寛政年間(一七八九―一八〇一)の「邦内郷村志」には高一〇九・五石余、うち畑六一・二石余とある。戸口は五六軒・二四九人。享和三年(一八〇三)の仮名付帳では家数七二、うち支村
寛文七年(一六六七)難船救助などの高札が立てられている(御領分高札集)。嘉永三年(一八五〇)の「東奥沿海日誌」には「一条の町屋の如くつづき人家百軒斗。小商人。農人。松前稼のものニて至て富り」と記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報