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正親町町子 おおぎまち まちこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

正親町町子 おおぎまち-まちこ

1676?-1724 江戸時代中期の文学者。
延宝4年?生まれ。権(ごんの)大納言正親町実豊の娘。正親町公通(きんみち)の妹。16歳で江戸へゆき柳沢吉保の側室となる。「栄花物語」にならって,吉保の半生をえがいた「松蔭日記」をあらわした。享保(きょうほう)9年3月11日死去。49歳? 初名は弁子。歌集に「如葉集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

正親町町子

没年:享保9.3.11(1724.4.4)
生年:生年不詳
江戸初期の和歌文学者。権大納言正親町実豊の庶腹の子,神道家公通の異母妹。初名弁子。16歳で江戸に下向,田中氏を称して徳川綱吉の側用人柳沢吉保の側室となる。元禄7(1694)年に吉保の4男経隆,同9年に5男時睦を生む。『如葉集千首』(1704年序)はその面影を十分に伝える私家集。吉保の幕閣としての栄華と文学的精進を細やかに綴った『松蔭日記』(1714年までに成立か)は,今に至るまで高い評価を得ている。「貞享二年の此より宝永六七年までの柳沢家の繁栄なりしを,栄花物語,続世継などの文体にかけり。筆たけて源氏物語よむこゝちす」(岡本保孝『難波江』)。<著作>『松蔭日記』(『女流文学全集』1巻)

(ロバート・キャンベル)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

世界大百科事典内の正親町町子の言及

【正親町公通】より

…著書に,南朝正統を論じた《無窮紀》や《甲子祭考》,狂歌集《雅筵酔狂集》などがあり,門人に玉木正英,跡部良顕,吉見幸和らが出た。また江戸中期の女流文学者として知られる柳沢吉保の側室正親町町子は,公通の妹にあたる。【大隅 和雄】。…

※「正親町町子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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