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正親町公通 おおぎまち きんみち

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

正親町公通 おおぎまち-きんみち

1653-1733 江戸時代前期-中期の公卿(くぎょう),神道家。
承応(じょうおう)2年閏(うるう)6月26日生まれ。延宝5年参議。武家伝奏,権(ごんの)大納言をつとめ,従一位となる。8年山崎闇斎(あんさい)に入門。その垂加神道をつぎ,正親町流神道とよばれた。享保(きょうほう)18年7月12日死去。81歳。号は風水軒,白玉翁。著作に「無窮紀」「三種神器筆記」など。

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朝日日本歴史人物事典の解説

正親町公通

没年:享保18.7.11(1733.8.20)
生年:承応2.閏6.26(1653.8.19)
江戸前期から中期にかけての神道家。京都の人で,権大納言正親町実豊と権中納言藤谷為賢の娘との子。風水軒,風水翁,白玉翁,守初斎などと称し,須守霊社と号した。延宝8(1680)年に山崎闇斎に入門,闇斎死去の前に垂加神道の中心文献である『中臣祓風水草』を託され同神道を継承した人物。このため,垂加神道を正親町流神道と呼ぶことがある。参議,権中納言,武家伝奏を歴任し,権大納言従一位となる。公通の門より玉木正英,跡部良顕などが出た。<著作>『正親町公通卿口訣』『甲子祭考』『無窮記』<参考文献>『京都名家墳墓録』

(白山芳太郎)

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世界大百科事典 第2版の解説

おおぎまちきんみち【正親町公通】

1653‐1733(承応2‐享保18)
江戸前・中期の公家,神道家。本姓は藤原。権大納言正親町実豊の子。母は中納言藤原為賢の娘。京都に生まれ,参議,中納言を経て1693年(元禄6)武家伝奏,95年権大納言となり,1712年(正徳2)従一位に叙せられた。古典,有職故実に通じ,1680年(延宝8)山崎闇斎に入門して垂加神道を学び,82年(天和2)闇斎の没後一門の中心となったため,垂加神道を正親町流の神道と呼ぶことがある。著書に,南朝正統を論じた《無窮紀》や《甲子祭考》,狂歌集《雅筵酔狂集》などがあり,門人に玉木正英,跡部良顕,吉見幸和らが出た。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

正親町公通
おおぎまちきんみち

[生]承応2(1653).京都
[没]享保18(1733).7.12.
江戸時代の垂加流の神道家で,狂歌,狂文の作者としても知られる。前権大納言実豊の末子。風水軒,風水翁,白玉翁と称し,守初斎,須守霊社と号した。延宝8 (1680) 年山崎闇斎の門に入り,深く神道をきわめ,その秘奥を伝授された。闇斎の死の直前,天和2 (82) 年垂加神道の根本経典たる「中臣祓風水車」を伝授された。享保3 (1718) 年江戸に入り,芝西窪一乗寺で神道を講じた。著作に『三種神器筆記』『無窮紀』『雅筵酔狂集』,口授の書に『正親町公通卿口訣』などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

正親町公通
おおぎまちきんみち
(1653―1733)

江戸前・中期の公家(くげ)で、垂加(すいか)派の神道家。藤原氏。号は白玉翁、守初斎、風水軒。承応(じょうおう)2年6月26日出生。累進して権大納言(ごんだいなごん)となり、武家伝奏(てんそう)も務めた。さらに従(じゅ)一位に上り、享保(きょうほう)18年7月12日没。1680年(延宝8)山崎闇斎(あんさい)に入門、82年(天和2)闇斎の死とともに、その遺言によって垂加神道道統の中心となった。闇斎の主著『風水草』から三種神宝、神籬磐境(ひもろぎいわさか)の伝に関するものを抜いて『持授抄』を編み、また『風水草』に引用の『旧事(くじ)本義玄義』の文を取り出して『自従抄』と命名、いずれも垂加派の秘書として重んじられた。著書『無窮紀(むきゅうき)』では吉野朝(南朝)正統の立場にたって皇統の正系を示した。公通の口授を記録したものに『正親町公通卿口訣(くけつ)』がある。[谷 省吾]

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367日誕生日大事典の解説

正親町公通 (おおぎまちきんみち)

生年月日:1653年6月26日
江戸時代前期;中期の神道家;公家
1733年没

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