日本歴史地名大系 「武吉村」の解説 武吉村たけよしむら 京都府:綾部市武吉村[現在地名]綾部市武吉町上林(かんばやし)川下流域、河岸段丘上に立地。東は佃(つくだ)村、南は船井郡下粟野(しもあわの)村(現和知町)、西北は十倉(とくら)村。中世は上林庄の地。永禄八年(一五六五)の赤井時家折紙(阪根家文書)に<資料は省略されています>とあり、ここにみえる「武吉番」「上坂田分」がのちの武吉村に該当すると思われる。「丹波志」には「坂田氏子孫、古屋敷東田重野(でんじうの)西ハ城山ト云、天正七年百姓トナル」とあって、右の「上坂田分」と関連があると思われる。現在小字名に坂田屋敷(さかたやしき)がある。近世は旗本城下藤懸氏領。村内に玉泉(ぎよくせん)寺(臨済宗南禅寺派)があり、正保元年(一六四四)の開創。境内の小堂に往古の薬師寺の仏像と伝える客仏がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by