武装平和(読み)ブソウヘイワ

デジタル大辞泉 「武装平和」の意味・読み・例文・類語

ぶそう‐へいわ〔ブサウ‐〕【武装平和】

各国軍事力均衡によって国際間の平和が保たれている状態

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「武装平和」の意味・読み・例文・類語

ぶそう‐へいわブサウ‥【武装平和】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] armed peace の訳語 ) 二〇世紀初頭、第一次世界大戦前のヨーロッパ国際関係を示す表現三国同盟三国協商対立一触即発危機をはらみつつ、しかも勢力均衡が保たれ、平和が維持された。〔いろは引現代語大辞典(1931)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

旺文社世界史事典 三訂版 「武装平和」の解説

武装平和
ぶそうへいわ
armed peace

第一次世界大戦前のヨーロッパの国際関係をさす言葉
ドイツ・オーストリアイタリアの三国同盟とイギリスフランスロシアの三国協商が対立し,一触即発の危機をはらみながら,双方の力がある程度均衡状態を保ち,かろうじて平和を維持していた状態をいう。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android