武辺者(読み)ブヘンモノ

デジタル大辞泉 「武辺者」の意味・読み・例文・類語

ぶへん‐もの【武辺者】

ぶへんしゃ(武辺者)1」に同じ。
「世にかくれなき―」〈浮・武家義理・二〉

ぶへん‐しゃ【武辺者】

武道に関係する人。また、武勇のある人。ぶへんもの。
「―も地震の時の手柄なし」〈広原海〉
一郡一城を領するほどの侍大将。〈甲陽軍鑑

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精選版 日本国語大辞典 「武辺者」の意味・読み・例文・類語

ぶへん‐しゃ【武辺者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 武事に関係する人。勇敢な武士。ぶへんもの。
    1. [初出の実例]「bufenxauo(ブヘンシャヲ) キツイト ユウテ イヤガリ」(出典:天草本伊曾保(1593)イソポ アテナスの人々に述べたる譬へ)
  3. 一郡一城を領するほどの侍大将。
    1. [初出の実例]「一郡一城斗の、侍大将をば、武篇(ブヘン)者と申」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品四〇上)

ぶへん‐もの【武辺者】

  1. 〘 名詞 〙ぶへんしゃ(武辺者)
    1. [初出の実例]「世にかくれなきぶべん者(モノ)」(出典:浮世草子武家義理物語(1688)二)

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